みなさん、ハゼ釣ってますか?
釣ったハゼをキープして食べてますか?
私は基本的にはキャッチアンドリリース派ですが、ハゼは持って帰ることがあります。
美味しい魚なのはわかっていても、そんなに食べきれませんしね。
捌くのも大変ですし。
ハゼは一般的な料理法は唐揚げ、天ぷらだと思います。
他には南蛮漬けやかき揚げ、柳川風なんていう料理もありますが、基本”揚げ物”なわけです。
40歳を過ぎ、50歳も近づいてくると、そうも揚げ物ばかり食べられません。
刺身があるじゃん、っていう意見もあります。
ハゼの刺身は確かに絶品です♪
それなりのサイズのハゼじゃないと、食べ応えがないのと、何よりハゼを3枚に下ろして刺身にするのは、なかなかの重労働・・・
もちろん、家族も同じ思いでしょう。
私もシーズン序盤は、20〜30匹くらいは持ち帰り、唐揚げやかき揚げにしますが、ワンシーズンに数回食べれば良いかなと思います(笑)
美味しいんですけどね。
2年ほど前にハゼを干物にするという手法を釣り友から教えてもらいました。
家族にも好評で、干物をメインに作るようになりました。
レシピを聞かれることも増えてしましたので、備忘録がてら書き残しておきます。
ちなみに、干物用に捌くのは楽チンです。
唐揚げ用、天ぷら用、刺身用より遥かに楽チンです。
疲れて捌く気力がない時にもオススメです。
ハゼの干物の作り方
基本的な流れとしては
捌く→漬け液に漬ける→ネットに入れて干す→炙って食べる です。
干物用にオススメサイズ
唐揚げサイズにはちょっと大きい。
天ぷらサイズにはちょっと小さい。
こんなサイズ感のハゼが干物にはオススメです。
もちろん、小さいハゼやもっと大きいハゼでも干物はOKです。
17〜19cmくらいのハゼを、頭落とさずに背開きにして干物にしたことがありますが、立派で食べ応えもあり、美味しかったです。
捌き方
特に決まった捌き方はありません。
頭落とさずに、背開きにして内臓だけ出すこともあれば、頭落として背開きにすることもあります。
腹を裂くことだけ行えば大丈夫です。
ハゼの焼き干しを作ったことがある方はお分かりだと思いますが、お腹を裂かないと乾燥させるのに時間がかかります。
漬け液
8%〜10%の塩分濃度の水に日本酒を1〜2%に、醤油を100mlあたりに対して小さじ2のつけ液を作ります。
捌いたハゼを入れたら、30分くらい冷蔵庫で漬けます。
お好みで、味醂を入れて甘めの味付けにしても美味しいです。
干す時間・タイミング
ザルで水気を切り、余裕があればキッチンペーパーで水分を拭いてハゼ同士が重ならないように干物用ネットに並べて干します。
百均で売っているようなネットでも構いません。
アマゾンやホームセンターで500円くらいで干物用ネットも売っていますが、やはり干物用専用ネットの方がくっつきづらく、使い勝手は良いです。
真夏でも、基本的に干しても大丈夫です。
漁港なんかに行くと、炎天下でも干物干してありますよね。
絶対に腐らないとは言い切れませんので、自己責任でお願いします。
基本的には、夕方から夜間、晴天で風が強い日の方がオススメです。
心配な方は、冷蔵庫でも干物は作れます。
雨天の場合は冷蔵庫で作った方が安全でしょう。
2日ほど冷蔵庫で干せば完成です(途中でひっくり返します)
干し加減
水分飛ばし過ぎると、パリパリになり過ぎて滋味が感じられない感じがします。
水分飛ばしが足りないと、滋味は豊かですが、少々食感と骨が気になります。
個人的には、この中間が好みなのですが、好みもあると思いますので、好みの干し加減を見つけてみて下さい。
保存方法
ジップロックに入れて冷凍庫で保存します。
どれくらい日持ちするかは検証したことありませんが、数ヶ月は問題ないと思います。
ちょいちょい出して炙って食べているうちに、1ヶ月くらいで食べきってしまうことが多いです。
食べ方
私はオーブントースターで炙って食べてます。
妻から、七味・マヨネーズ・醤油を付けることを勧められ、すっかりハマってしまいました。
日本酒にも合いますが、ビールにも合います。
干物をさらに唐揚げや素揚げにしても美味しいのですが、やはり油が気になり、我が家ではやっておりません。
ハゼの干物のススメ
いかがでしょうか?
ハゼの干物、作って食べたくなってきたのではないでしょうか?
唐揚げや天ぷらと違い、食べたい時にジップロックから出して炙るだけ、という手軽さがあります。
少々時間はかかりますが、干物は揚げ物に比べると飽きがきにくく、オススメです。