自己啓発

整骨院・整体院経営 施術が上手い技術が高い・腕が良ければやっていける?

これから整骨院・整体院を開業を考えている方向けの内容です。

また、開業して数年以内の方にも。

私は開業して11年目。そのうち10年くらいは自費施術だけでなんとかやってきております。

知り合った同業者の方をみていて、色々思うところが出てきたので、書き起こしてみました。

施術が上手い・技術が高い・腕が良い というのはどういうこと?

コンサル屋や広告代理店、集客を生業にしている人曰く、「腕が良いのは当たり前です。その上でちゃんと広告宣伝しましょう」

または「繁盛するかどうかは腕の良し悪しではありません。技術セミナーに大金をかけるなら、広告関連にお金かけましょう」

「先生が腕がいいのはわかっています。地域に知ってもらう努力をしましょう」

というような論調が多いように感じます。

こういう論調は間違っています! と書けば盛り上がりそうですが、こういう論調は決して間違っていません。

広告打ったりして、地域に知ってもらう努力をすることは、ビジネスとしてやっているなら当たり前のことです。

やっと本題なのですが、施術が上手い・技術が高い・腕が良い というのはどういうことでしょうか?

改善率を指標にする先生もいれば、リピート率を指標にする先生もいますよね。

そもそも改善率やリピート率というのも、業界で定められた定義のようなものがあるわけではないので、言ったもん勝ちの雰囲気はあります。

「施術が上手い・技術が高い・腕が良い」というのは、それ以上でもなければそれ以下でもありません、ということです。

残酷ですが、「めちゃくちゃ施術が上手い・めちゃくちゃ技術が高い・めちゃくちゃ腕が良い」という先生でも、絶望的な経営難に見舞われ、廃業してしまう先生もいらっしゃいます。

アマチュアかプロか

「施術が上手い・技術が高い・腕が良い」

他の業種に置き換えてみましょう。

スポーツ選手などでいうと、何をもってプロというのか議論されがちです。

少なくとも、メーカーと契約したり、スポンサーが付けばプロと言っても良いと思います。

趣味で上手な方はたくさんいますが、上手いだけではプロにはなれません。

問題はプロになる資質があるかです。

なぜメーカーが契約したり、スポンサーが付くかというと、宣伝効果があるとメーカーが判断して、プロとして生活できます。

上手いだけなら上手な方はたくさんいて、趣味は趣味で、それ以上でもそれ以下でもありません。

相手はメーカーが認めたスポーツ選手で、アマチュア選手は仲間内という狭い中で認められたスポーツ選手です。

どんなに上手でもアマチュア選手は消費者で、プロ選手は供給者の立場になります。

もっと言うと、アマチュア選手は楽しむ立場で、プロ選手は普及させる立場です。

立場が違いますから比べるに値しません。

単に趣味か仕事かの違いです。

まあ良く言われがちなのが、整体系有名YouTuberやDVDバンバン出していて有名な先生いらっしゃいますよね。

5c h やSNSなんかでも、同業からは色々言われがちですよね。

あいつより俺達の方が上手いと言ってる先生に好感度は持てないし、同じ立場にもなっていない以上は井の中の蛙です。

第三者からすれば、ただのビッグマウスで好感度が低いから、宣伝効果の低いのでプロ基準としては、整体系有名YouTuberやDVDバンバン出していて有名な先生よりは、話にならないと言う事になりますね。

これを、一般的な治療院経営に置き換えてみましょう。

施術依頼を仕事の依頼、仕事の契約と考えるならば、施術予約の入っている本数というのは、それだけ多くの個人スポンサーが付いているとも言えます。

経営的に考えるならば、「施術が上手い・技術が高い・腕が良い」というよりも、問題はプロになる資質があるかです。

先述した「めちゃくちゃ施術が上手い・めちゃくちゃ技術が高い・めちゃくちゃ腕が良い」という先生でも、絶望的な経営難に見舞われ、廃業してしまった先生は、残念ですが問題はプロになる資質が欠けていたのかもしれません。

こうやって書くととてもハードルが高いように感じますよね。

治療院系は、他の業種に比べれば、プロとしてやっていけるハードルが比較的低いように感じます。

施大人のコミュニュケーション能力

整体のテクニックには、技術を伝えるスキルというものがあります。

テクニックじゃなくてスキルです。

私の個人的な感想になりますが、いつも予約がいっぱいの先生やパーソナルトレーナーはこのスキルが高い印象。

僕もこのスキルの重要性に気づいて磨いたことで集客について悩みが減りました。

 「自分がやったこと=相手がやってもらえたと感じたこと」

となれば、価値は等価なのでお互いに良い関係を築くことができます。

「施術が上手い・技術が高い・腕が良い」で考えると、問題は技(テクニック)じゃなくて、スキルが足りなかったから。

 「自分がやったこと>相手がやってもらえたと感じたこと」

これだと患者さんは満足できないし、リピートも起きないでしょう。

スキルが磨かれないと患者さんの満足感が足りないのです。 

「自分のやったことは相手に伝わらない。」という前提。

大人としてのコミニュケーション能力。

「施術が上手い・技術が高い・腕が良い」だけの話ではないのです。

一番の理想は

「自分がやったこと<相手がやってもらえたと感じたこと」

の状態です。

この辺りの話に、ピンとくるかどうかは「プロとしてやっていける資質がある」かどうかの分かれ道かと思います。

この辺りの話は、全くわからない方はわからないようです。

それを言ってしまうと、私の大人としてのコミニュケーション能力不足で、伝えるスキル不足とも言えます(笑)

  • この記事を書いた人

カワサキヒロシ

「ながさき整骨院」代表  川崎浩司 雑記ブログです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。

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